<ベルケード(Bortezomib)の血液疾患における長期成績> |
|
現在ベルケードの投与推奨疾患は以下のとおりです。
1.多発性骨髄腫 2.マントルリンパ腫(Jounal Clinical Oncology 2005 Feb 1,23(4)676-684参照) 3.ATLの慢性期、急性期(ただしATL細胞が血液中に比較的少ない場合のみ) 1においてベルケードが認可されてから使い始め、現在まで1年以上の長期成績をまとめましたので報告します。 (投与患者) 2004年4月以前にベルケードを投与した多発性骨髄腫の患者は11名。 いずれも前治療にMP療法、IFN-a、VAD療法、サリドマイド、移植などの治療を3つ以上行っている。 (投与成績) 現在生存中の患者は4名(1年生存率36.4%) 生存中央値 約8ヵ月 Grade3以上の副作用は血小板減少と全身倦怠感が高率で認められた。 対症処置としては投与間隔の延長を行った。 (考察) ベルケードは難治性多発性骨髄腫に極めて有効であり早期の承認が求められる。 ベルケードの投与はデカドロン、サリドマイドの併用がより有効性を高めるが、 サリドマイドの併用は全身倦怠感と神経障害(痺れ)に注意する必要がある。 また投与間隔は3〜4週間が望ましい。 今のところCancer 2005 March 15,103,P1195-2000にて報告されている。 腎障害患者に投与している報告があり、腎機能が悪い(CCr 40〜60程度)症例でも 使用可能と思われるが、今後注意が必要。 (呼びかけ) 現在の臨床試験中のベルケードの投与例では腎障害がある症例を対象としていないことが多いが、 投与は可能と考える。 また単独投与よりデカドロン、サリドマイドの併用のほうが好成績を収めると考えられるため併用を推奨する。 (Blood 2004 104 413, 414) ベルケードは来年始めあるいは今年末に認可される見込み。 |
| 2005年5月15日 |
>>臓器別治療法Topへ |
| Since 2004 Copyright (C) Takaki Imamura, All rights reserved. |