臓器別治療法


<大腸がんの治療法マニュアル>


(1)進行期分類

1)術前化学療法
 局所進行直腸がんに対し、肛門温存目的に放射線化学療法の有効性は確立している。

2)術後化学療法
 (a)H2-blocker(タガメット)+Cox-2阻害剤(モービック・
   セレブレックス)の併用は再発率を下げるという報告はあるが、
   確立したエビデンスではない。
 (b)Stage2群:5-FU/LV又はUFT/ユーゼルを推奨
 (c)Stage2群(ハイリスク)・Stage3群:
   FOLFOX又は5-FU/LV+アバスチンが優れており、国内
   スタンダードの5-FU/LV 、UFT/ユーゼルを4年無病率に
   おいて5〜10% 上回らせる事が可能になる。
 (d)Stage4群:(目に見える場所を全て取り切ったとしても)
   FOLFOXを行うべき。


(2)化学療法の選択
 (当院の代表的使用例)
  FOLFOX → 5-FU/LV+アバスチン → CPT-11+TS-1
  → CPT-11+アービタックス → FOLFOX+アバスチン
  → 5-FU/LV+アバスチン → L-OXP+アービタックス
  → カペシタビン → FOLFIRI+アバスチン

 保険内の薬を全て使い尽くして、保険外の未承認薬を使う方法を考えるより、保険内の治療の合間に合間に未承認薬を使用する治療を組み込んだ方が長期生存を見込めるのが大腸がん治療の大きな特徴である。

2006年4月15日


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