臓器別治療法


<胃がんに有望なこれだけの治療法紹介>


 今年はどうやら胃がんの治療当たり年かもしれません。
2年前に大腸がん、昨年には腎臓がんの治療が大ブレイクしましたが、今年はどうやら胃がんの治療がブレイクしつつあると思います。

 既にFOLFOX+Cetuximab、FOLFIRI+Cetuximab、白金製剤+CPT-11+アバスチンなどは有力で国内でも数多く投与されていると思われますが、 これらの治療法が有力であることを前提に、当方で試みた治療法のうち有効性が期待できるものを紹介します。


1)アブラキサン(タキソールのDDS製剤)
 特に未分化・低分化型の胃がんに期待できます。中でも期待できるのはタキソールが当初奏効し耐性化した例です。
 比較的副作用が少ないため1回の投与量の増量も可能で、今後胃がんの治療に欠かせない薬となることを期待します。

2)ネクサバール
 経口薬であることがメリットの1つです。
 全体として有効性はまだ未知数ですが一部で奏効した例が見られ、一度は投与を試みたい薬の1つです。  目安として、1ヵ月で奏効しない場合は中止が妥当です。
 併用も今後の課題ですが、まだ実際の投与経験が少ないため現時点では何ともいえません。

3)パニツマブ(Vectbix)
 大腸がんに有効で、既に認可された分子標的薬です。これまでの投与では有効例があり充分期待できる薬です。
 L-OXPまたはCPT-11、ゼローダなどとの併用も可能です。投与量を増量することで月1回での投与方法でも奏効性があり、 投与方法が簡単なので今後普及すると思われます。


 今後胃がんはこうした治療法の優先順位、どのタイプが奏効するかなどに重点がおかれ、今年はブレイク元年と言えるでしょう。

2007年11月23日


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