<進行カルチノイドにはZanozar+5-FU併用療法が
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Zanozarは現在日本では未承認薬ではあるが、欧米では標準薬である。しかも未承認薬の中でも1ヵ月6〜8万円と費用負担が少ない薬である。副作用も少なく長期連用にも耐え得る薬であるが、国内で使用している例は年間数例と極めて少ない。現在までの相談例から判明したことだが、国内の多くのがん専門病院ではEBMに反して 1.肝転移にCDDPの肝動注 2.肝転移にラジオ波で焼く 3.肺転移に凍結療法 4.肺転移にイレッサ投与 など、何の根拠もない治療法を実験のように行っている。 しかしこうした治療を受ける患者側にも多くの責任がある。何の根拠もない治療法を唯々諾々と受け、標準治療法に何ら関心を持たない。 (Jounal of Clinical Oncology 2005 Aug 1,23,4897-4904) Zanozar+5-FU併用療法は、ADR+5-FUと比較して奏効率では有意差がないが、平均生存期間は24.3月(15.7月)と有意差があり、副作用もZanozarの腎毒性は軽度で34.8%に出現する程度である。 腎毒性は容量依存性と考えられ、点滴負荷で対応可能と思われる。利尿剤は不要であると考える。 進行カルチノイドの標準療法はZanozar+5-FUであることを決定した第2・3相の臨床試験である。 5-FUの代わりにTS-1、カペシタビンで代用できるかは興味深いが、未だ確認できたわけではないことに注意が必要である。 何はともあれカルチノイドの標準治療法が確立した今、Zanozarを使用しない医療機関は患者に投与しない理由を説明する義務があると考える。 |
| 2005年9月26日 |
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