臓器別治療法


<Triple Negative乳がんの治療法>


 アントラサイクリン系、タキサン系の薬剤が全く有効でないこの種のがんですが、有効な薬剤も報告されています。


1) ジェムザール

2) ナベルビン

3) TS-1、ゼローダ

4) 白金製剤


 これらに加え Triple Negative乳がんではVEGF、EGFRを発現しているケースが多く見られ、分子標的薬の使用を推奨します。

5) 血管新生阻害剤アバスチン
 特に、脳転移を生じた例では奏効する唯一の薬剤と言っても過言ではありません。出来るだけ早期からの投与を強く推奨します。

6) EGFR阻害剤イレッサ
 Triple Negative乳がんにイレッサが一部の例ですが奏効することはよく知られてきました。今の所、肺がんに特徴的なEGFRmutationとは無関係です。
 余命1ヶ月以内と宣告された多発性能転移乳がんの方を、イレッサ+アバスチンで1年近く病状を抑制した例も経験したことがあります。
 全体的な奏効率は不明ですが、最低20%以上はあると思います。(少なくともタキサン系、アントラサイクリン系よりは上でしょう。)

7) 新規薬剤
 残念ながらDDS製剤であるドキシル、アブラキサン共にTriple Negative乳がんには有効性は低いのが現状です。
 しかし、新規タキサン系Ixabepiloneは奏効した例があります。

2009年6月16日


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