臓器別治療法


<降圧剤ARBは乳がんの再発リスクを低下させる可能性がある
〜第32回サンアントニオ乳がんシンポジウムより>



 この発表によれば、1999年〜2005年にステージ2又は3と診断された乳がん患者で治療により無病状態になった例を1999年〜2008年にわたり調査した。

 この乳がん患者の内ARBを服用した164例中23例(14%)が再発した。
 ARBを服用しなかった乳がん患者541例中125例(23.3%)が再発した。
 ARBを服用した例と服用しない例では再発率、無再発生存期間で前者が後者を有意に上回る結果となった。

 これによりARBは乳がんの再発予防に貢献すると考えられるが、高血圧がない例までARBが有効かどうかまでは明らかではない。

(結論)
 少なくとも高血圧で治療中の乳がん女性は、他の降圧剤を使用するのではなくARBを使用すべきであろう。
 また、家族性に乳がんがある例で高血圧治療中の人も、他の降圧剤を使用するならばARBを使用した方が良いと思われる。

2010年2月19日


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