<ハーセプチンはHER2陽性乳がん全てに有効な訳ではない
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HER2陽性乳がんには当然ハーセプチン、タイケルブなどの抗体薬を使用します。 しかしハーセプチンはHER2陽性乳がん全ての例で奏功するわけではありません。ハーセプチンが奏功しなければタイケルブを使用するというワンパターンの思考では正確な治療方針とは言えません。 ■脳転移が生じた場合 これはハーセプチンが脳血液関門を通過しにくい事から生じたもので、この場合は直ぐに脳血液関門を通過するタイケルブを使用すべきです。 ■HER2陽性でハーセプチンを使用したのに再発した・奏功しなかった場合 エフェクター細胞のFcr受容体のサブタイプや遺伝子多型により、ハーセプチンの奏功性は大きく個人差が出ます。 Journal of clinical oncology 26(11) p1789-1796, 2008によれば、Fcr受容体3aが高奏功型に分類されると82%、中間型では42%、低奏功型ではわずか35%の有効性と報告されています。 日本人女性では高奏功型70〜75%、中間型20〜25%、低奏功型5%の割合で存在します。つまり日本人女性では3割程度の方がハーセプチンが奏功しにくいタイプとなります。いくらHER2陽性でもハーセプチンが奏功しないタイプの方にいくら投与してもあまり効果がありません。 しかし残念ながら現在の日本では、投与前にハーセプチンが奏功するかどうか検査する方法は普及していません。現時点ではハーセプチンが奏功するかどうかは判定する方法はないのです。 それならばHER2陽性乳がんの再発予防はどうしたらいいか考えましょう。 その1つに、ハーセプチンの投与が終了した後タイケルブを追加投与する方法が考えられます。当サイトでは以下の条件を満たした人にタイケルブの追加投与希望者を募集します。 (タイケルブ追加投与希望者募集の条件) ※全ての条件を満たした人のみが対象です。 1)ステージ3以下のHER2陽性乳がんの方で、 術後再発予防にハーセプチンを使用した方 2)どうしても再発したくない方、少しでも再発リスクを減らしたい方 3)月1回程度千葉まで来院可能な方 ※タイケルブは半年の投与期間です。 ※この募集では健康保険外の費用負担は生じません。 ご希望の方は下記の方法でご連絡下さい。 <お申し込み・お問い合わせ> 上記治療をご希望の方や内容に関するお問い合わせは、 下記セカンドオピニオン申し込みフォームより、詳しい病状などをご記入の上、「HER2陽性乳がんに対するタイケルブ追加投与希望者募集の件」と明記して、メール送信して下さい。 → セカンドオピニオンお申し込みフォーム |
| 2010年6月8日 |
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