<トリプルネガディブ乳がん治療への関西地区からの提言> |
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京都よりTNBCの治療に1つの提言がありましたので紹介します。傾聴に値する論文です。管典道クリニック・管典道医師、乳腺クリニック児玉外科・児玉 宏医師らの発表です。 TNBCは予後不良な疾患であり、不良な経過をたどっているTNBC患者に対して(現在の標準療法では不十分であり)臨床試験の結果が出るまで待てということは(医師として)困難であり、本邦で可能な限りの治療法を試み経験的に有効だとされる例を(積み重ねと解析により)参考にして治療を行っていくべきである。 新しい治療が今後有効だと判明しても、それが標準治療として確立するまでにはなお数年以上要し、現在のTNBC患者には明らかに間に合わない。(一部改変) 全くこのとおりであり誠に至言であります。標準療法が最高だとTNBC患者に叫んでいる医師にぜひとも聞いて貰いたいものです。同様に名医と呼ばれている医師や評判が高いとされる医療機関に受診しているだけで安心しきっている一部の乳がん患者達にも。 この論文では2つの治療法を紹介しています。 ■治療法1:MFL-P療法 day1, MTX 50mg 5-FU 750mg day2〜5 Lv 10mg 4回 5-FU持続投与 day6 CDDP 50mg ■治療法2:DMPC療法 5-DFUR 800mg MPA 800mg CPA 100mg (いずれも内服) ※どちらも詳しい投与方法は原論文を参照してください。 (コメント) TNBCにおける白金製剤と5-FU系の有効性を主張しているところは当サイトと同様です。当サイトでは白金製剤はより副作用が少なく外来で投与可能なカルボプラチンの投与を、また5-FUの持続点滴よりはゼローダ、TS-1の投与の方が投与方法が簡単なためカルボプラチン+ゼローダを推奨していますが、これらは僅かな違いでしかありません。 またこの論文ではTNBCにおけるアバスチンの実際の投与を行った経験とその有用性も報告しており、当サイトで以前から主張していた内容と同一です。 TNBCにおいて実際にアバスチンの投与を行う医療機関は極めて少ないのは周知のことであり、そのことも貴重でしょう。その他やや当サイトと見解が異なる点はありますが、一度目にしておくべき論文でだと思います。(JPN J Cancer Chemother 37(7) 1259-1264, 2010) P.S. 関西地区のTNBCの方は是非検討してください。 |
| 2010年7月27日 |
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