臓器別治療法


<膵臓がん、大腸がんの患者さんへ>


 (2005年ASCO GI会議より)

1.進行膵臓がんにおいてGEM単独とGEM+タルセバは、タルセバ(ターセバ)を併用したほう が1年生存率が24%改善することが示され、主な副作用が下痢のみで安全に投与できたことを受け、膵臓がんの標準的な治療はGEM+タルセバであることが第3相の大規模臨床試験の結果、明らかになりました。
(#77より)

 タルセバは内服薬なので、今後GEM投与を今までの病院で受け、他の病院でタルセバの処方を受ければ こうした治療法は可能になります。全てのGEMを投与されている膵臓がんの患者は、タイミングを問わず、できる限り早めにタルセバの内服を行うことを勧告します。


2.早期を含む大腸がん(Stage2,3)患者の手術後の補助化学療法としては、FOLFOX4が標準的な治療法であることが明らかになりました。

 従い再発予防のため、手術後FOLFOX4を隔週に12サイクル行いましょう。TS-1やUFT/LVを手術後に行うことは間違いではありませんが、劣った治療法です。
 この補助化学療法を行うことでStage2で再発率は約15%、Stage3では30%に低下させることができます。
(#167より)

 オキザリプラチンが認可されたら、どうか簡単だからと内服ですむTS-1又はUFT/LVを受けられることがないようにご注意を。


3.進行大腸がんにおいてアバスチンの投与は、IFL療法のみならずFOLFOX4に併用してもFOLFOX4単独を超える成績を持ちます。すなわちアバスチンは大腸がんのどの段階での治療法と併用しても成績を向上させます。
(#169より)

 今はオキザリプラチンだけでも自費負担がかなりかかるので現実的ではありませんが、将来オキザリプラチンが保険認可されたら是非、アバスチンの自費投与をお勧めします。

2005年2月1日


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