臓器別治療法


<進行膵臓がんの基本戦略>


GEMが有効(SD以上)か否かで運命は大きく変わる。

1.GEMが最初から無効(増悪)の場合は
 CDDP、CPT-11、TS-1(カペシタビン)から2剤選択して治療を行う。
 また上記の化学療法に耐え得る体力がない場合はVirulizin、G17DTなどの免疫療法も検討。

 GEM+Tarceva、GEM+Avastinも全く意味がない訳ではない。進行を遅くすることができるかもしれない。しかし今のところ、1年以上の生存は極めて困難と考えられる。

2.GEM単独が現状維持(SD)程度の時
 速やかに2剤併用療法に切り替える。
   (a)GEM + 5-FU(TS-1又はカペシタビン)
   (b)GEM + CDDP(又はL-OXP)
   (c)GEM + CPT-11
   (d)GEM + Avastin
   (e)GEM + Tarceva
                   様々である。

 どの治療法から試してもよいが、2回行って奏効しないならすぐ次に変更する。
 GEMが初回投与でSD以上の患者群は平均生存期間1年以上である。2年、3年の生存者は決して稀ではないが、それらの長期生存者の大半は2剤以上の多剤併用療法を行っている。GEM単独では2年以上はおろか1年生存も5%程度である。

3.3剤併用はどのように組み合わせるか(GEM有効例のみ)
 GEMはいかなる場合でもベースとなる薬剤である。
 アンスラサイクリン系(テラルビシン、ドキシル、アドリアマイシンなど)候補に入る。

   GEM + カペシタビン(TS-1)+  CDDP 又は
                    CPT-11 又は
                    Doxil 又は
                    Avastin 又は
                    Tarceva

 3剤以上併用療法にはVirulizinなどの免疫療法は有効とは考えにくい。

2004年12月31日


>>臓器別治療法Topへ



Since 2004 Copyright (C) Takaki Imamura, All rights reserved.