臓器別治療法


<進歩する陽子線治療と適応拡大の動き>


 粒子線治療としては重イオン線と陽子線がありますが、これらは通常の放射線治療と異なり 正常組織への影響が少ないことと、がんへの集中照射できることが優れています。

 陽子線治療の施設は全国に数ヶ所ありますが、ここではその中から南東北がん陽子線治療センターの 陽子線治療対象について記します。



1)悪性脳腫瘍、目の悪性腫瘍

2)頭頸部がん(T3〜T4N0M0)
  照射後の限局した再発例

3)早期非小細胞性肺がん(T1〜T2N0M0)

4)進行肺がん(T3〜T4N0M0)
  腫瘍径8cm以内

5)転移性肺がん
  1つ以内が原則、腫瘍径5cm以内

6)縦隔腫瘍、胸腺がん、悪性リンパ腫

7)食道がん(T1〜T3N0M0)
  リンパ節転移がある場合でも原発巣と近接し、腫瘍径10cm以内

8)転移肝がん
  1つ以内が原則、8cm以内

9)肝臓がん
  1つ以内が原則、8cm以内

10)直腸がん
  骨盤内再発例

11)小児腫瘍

12)前立腺がん(T1〜T4N0M0)



 この病院は現在夜9時までの照射を行う、日本唯一の陽子線治療施設であることも大いに評価されるところでしょう。
 夜9時はおろか未明まで手術する外科医は決して珍しくありませんが(こうした外科医は賞賛に値します) 私の知る限り、放射線治療を夜9時まで行う放射線治療医はほとんどおりませんから。

 病院の方針などもあるでしょうが、もう少し仕事を休めないなどの患者の都合も考慮に入れていただきたいものです。

(それなら自分はと言われるでしょうが、私は患者さんの都合に合わせ土曜日、平日夜間も化学療法を行っています。)

2009年2月27日


>>臓器別治療法Topへ



Since 2004 Copyright (C) Takaki Imamura, All rights reserved.