在宅・緩和ケアでもできる治療


<食欲不振、低栄養状態の患者さんへ
 〜ヒスロンH、リーバクト投与希望者の方に〜>


1.ヒスロンHについて
 がんの進行に伴う食欲不振にはヒスロンHが奏効するという事実は、ある著名な先生が指摘され、既に多くのがん患者さんがその恩恵をこうむっていますが、自費負担ということで現在治療中の病院から処方を拒否され、どうしたらいいのかというお問い合わせがこのサイトにもしばしば見られます。

 そこで、特に入手は難しい方法ではないので、ヒスロンH処方希望の方でどうしても入手できない患者さんには、当方にご連絡頂ければ直ぐにお渡しします。
 費用は「ヒスロンH 100錠」が4万円です。1日3回1錠服用が原則ですので、1ヵ月約4万円弱かかる計算となります。

 健康食品にお金をつぎ込むぐらいならヒスロンHを使用すべきでしょう。知識もないのに健康食品を薦めてくるような親戚、知人、家族には(もちろん親切心からでしょうが)「そうした役に立たないものを買ってきてプレッシャーを患者にかけるぐらいならヒスロンHを購入してきてくれ」と言いましょう。そのようなエビデンスのない健康食品の御仕着せは患者の命を縮めさせるものです。(直接言いにくければそうした輩にこの文章をコピーして渡すのもよいと思います。)

2.リーバクトについて
 リーバクトは本来肝機能が悪い方にアミノ酸製剤として使われていますが、最近の論文で低蛋白血症、低アルブミン血症の患者さんに使用すると、使用した群は使用しない群に比べて倍近く平均生存期間が延長するというデータが発表されています。
 従い低栄養のがん患者さんで、「総蛋白 5.5〜6.0以下、アルブミン 2.5〜3.0以下」の要件を満たす方は例え経口で食事が取れていてもリーバクトを併用したほうが平均生存期間の延長、QOLの改善につながります。
 この薬は要件を満たしていればヒスロンHと異なり保険適応となります。別に私に連絡いただかなくても現在の医療機関で十分処方してもらえるはずです。


 患者さんには直接がんをたたく薬のみでなく、こうしたQOLを維持する薬にも目を向けてほしいと切に希望します。現在緩和ケアのみを選択されている場合でも、使用を検討すべき薬があると思います。

2006年6月24日


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