<症例3:肝門部胆管がん・肺、肝臓、リンパ節転移(60歳代男性)> |
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<前医の診療情報提供書より抜粋>
この治療経過には以下の疑問が残ります。 (第一の疑問) 胆管がんに有効な治療法は本当にないのでしょうか? 延命効果が明らかな抗がん剤はないのでしょうか? (第二の疑問) 国際的なエビデンスでは胆管がんにはジェムザールが有効とされていますが、 そのジェムザールを差し置いて治験を優先させたのはなぜでしょうか? (第三の疑問) 胆管がんに有効とされるジェムザールを患者に1回も提示することなく、 (ジェムザールか治験参加かを患者に選択させるならまだ許せます。) 新薬の第1相試験を2回も行う病院・医師は、患者に最適な治療を行うよりも 人体実験を優先させると判断されてもしかたないのではないでしょうか? <その後の病状経過> 治験で一定有効であったTS-1を減量して、KeyDrugであるジェムザールと併用して GEM+TS-1を4回行ったところ、胸部X-P上肺転移縮小、腫瘍マーカーの半減を認めた。
効かない薬の組み合わせでは、いかに臨床試験の名のもとに、がん専門病院で治療しても 効果がないという一例です。
GEMを使用することなく、亡くなられた方々がこの事実を知っていたら。 この臨床試験に参加し、PDとなった胆管がん+多発性肺転移の方でGEM・TS-1・ オキザリプラチン・ターセバを使用して10ヶ月以上延命した方もいます。PSが悪化する 前から正しい治療を受けていれば・・・と思うと、かえすがえすも残念です。 (注)臨床試験に参加させるためにkey-drugをまともに使用せず、データを取るため だけに患者を使用し、用済みになったら緩和ケアを薦める。 わが国を代表するがん拠点病院の、このような仕打ちに憤る人も少なくないでしょう。 あまりの仕打ちにこの症例は心に残っているものの1つとなっています。 |
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| 2007年7月5日 |
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